ベガルタ仙台はアウェーで韓国王者FCソウルに敗れる〔ACL〕

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2日、グループリーグ第3節を行った。E組のベガルタ仙台は敵地でFCソウル(韓国)と対戦し、1−2で敗れた。ベガルタ仙台はこれで2分1敗。第4戦は10日に行われ、ホームにFCソウルを迎える。

 韓国王者はやはり強かった。前半5分、元浦和レッズのFWエスクデロがドリブル突破を試みる。スピードに乗ったエスクデロはFWモリーナに一旦預けると、PA内に侵入。リターンパスをそのままダイレクトで蹴り込み、あっさり先制点を決めた。

 さらに前半22分にはゴール左で得たFKをジュビロ磐田やヴァンファーレ甲府に在籍したDFキム・ジンギュが直接狙い、壁の横をグラウンダーで抜く。GK林卓人が正面で大事にキャッチに行くが、まさかのトンネル。FCソウルがあっという間に2点のリードを奪った。

 反撃に出たいベガルタ仙台だが、なかなか歯車がかみ合わない。セットプレーからチャンスを伺うが、38分のMF梁勇基のCKをMFジオゴが頭で合わせたシュートはGKの正面を突いてしまった。

 後半開始からベガルタ仙台ジオゴに代えてMF富田晋伍を投入。後半15分にはMF松下年宏に代えてFW武藤雄樹を投入し、局面の打開を図る。同33分には梁に代えてFW柳沢敦を今季公式戦初出場させた。

 すると後半40分、浮き球パスで抜け出したFWウイルソンPA内でGKユ・サンフンに倒され、PKを獲得。このプレーでユ・サンフンは一発退場。交代枠を使い切っていたFCソウルは急きょMFチェ・ヒョンテがグローブをはめてゴールを守るが、ウイルソンが落ち着いて決めて1点差に迫った。

 ロスタイム表示は5分。だが全員が自陣に戻り守備を固めるFCソウルの前に、ベガルチタ仙台はシュートまでも持ち込むことが出来なかった。このまま1−2で敗れ、敵地で悔しいACL初黒星を喫した。