バイエルンがホームでユベントスに快勝!〔CL〕

2日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグ、バイエルン・ミュンヘンユヴェントスの一戦は、2−0でホームのバイエルンが勝利を収めた。

試合は思わぬ形で幕を開けた。30秒としないうちに、バイエルンが先制する。シュバインシュタイガーのパスを受けたアラバがロングシュートを放つと、ビダルの足にわずかに当たったボールがブッフォンの逆をつき、ネットを揺らした。

最悪の出だしとなったユヴェントスは、気を取り直して反撃する。12分にピルロのFKがノイアーを脅かすと、その直後にも高い位置でのカットから、ビダルミドルシュート。だが、左足のシュートはゴールマウスをとらえなかった。

その直後、バイエルンにアクシデントが発生。クロースが脚を痛め、ロッベンとの交代を余儀なくされる。ロッベンは右サイドに入り、ミュラーが中央へポジションを移した。だが、このトラブルにも動じず、バイエルンはかえってロッベンがキレのある動きでユヴェントスを苦しめる。

18分にはリベリが右サイドからクロスを入れると、バルザーリのクリアがペナルティーエリア内のロッベンの元へ。だが、このシュートはブッフォンに阻まれる。バイエルンは20分にも、ユーヴェのミスからショートカウンターを仕掛けるが、リベリのシュートは惜しくも追加点に至らなかった。

バイエルンは32分にも絶好機。右サイドを突破したミュラーのクロスに、ロッベンが合わせたが、シュートはわずかにポストの横へとそれる。試合を支配するバイエルンは、右サイドの活気に呼応して左サイドも活性化。リベリやアラバの仕掛けから、ユヴェントスに冷や汗をかかせる。

押しながらも1点のリードで前半を終えたバイエルンは、後半に入っても48分にカウンターからマンジュキッチ、55分にアラバのFKと、追加点に詰め寄るが、いずれもブッフォンに阻まれた。

だが63分、ついにバイエルンに2点目が訪れる。L・グスタボのミドルがブッフォンを襲うと、こぼれを拾ったマンジュキッチの折り返しをミュラーが押し込む。マンジュキッチのポジションが微妙だったが、オフサイドの笛は鳴らず、バイエルンが待望の追加点を手にした。

2点差とされたコンテ監督は、ヴチニッチジョヴィンコを入れて2トップを変更。ビダルが2度のシュートでノイアーを襲うなど、流れを変えたかと思われたが、反撃もここまで。75分にはペルーゾを下げてポグバを投入し、4−4−2に移行したが、これも得点にはつながらなかった。

終盤に3点目にも迫ったバイエルンは、アウェーゴールを許さない快勝でベスト4進出に大きく前進。一方のユーヴェは、セカンドレグでビダルリヒトシュタイナーが累積警告による出場停止と、苦しい状況に追い込まれた。セカンドレグは10日にトリノで行われる。



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