本田が残留示唆「焦りも毎半年ある」

 サッカー日本代表MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=が15日、滞在先のイタリアから成田空港に帰国した。市場が開く半年ごとに移籍を希望してきたが、CSKAモスクワとの契約が14年1月まで残っていることから、最悪のケースとして残留する可能性も示唆した。


 本田は報道陣から、この冬に移籍したいかと問われると、「そりゃあもう、毎半年そう言ってますからね。何回もおれに同じことを言わせないでください」と、早口でまくしたてた。

 欧州の報道ではリバプールイングランド)やインテル・ミラノ(イタリア)などが移籍先として浮上。ロシアでは「今季が終了する13年夏までの残留で合意」との報道も流れる中、本田はそれ以上、契約が満了する14年1月までの残留を懸念している。「現時点でチェスカの選手であることは間違いないし、契約があと1年残っているということは最悪1年おるって可能性もあるよねえ」とした。

 他クラブとの接触については「ストレートに聞くねえ。質問の種類がもうちょっと変われば答えてもいいけど」とかわし、ローマに滞在していた理由も「仕事で行ったよ」と素っ気なく説明した。移籍金も1600万ユーロ(約17億5000万円)と高額で、残留を余儀なくされるかもしれない。