コリンチャンスがアル・アハリに勝利し決勝進出!!〔CWC〕
12日、クラブワールドカップの準決勝、アル・アハリ対コリンチャンスが行われ、1−0でコリンチャンスが勝利を収めた。
準々決勝で広島を破ったアフリカ王者のアル・アハリに対するは、コパ・リベルタドーレスを制した南米王者のコリンチャンス。10月の日本代表対ブラジル代表の試合でブラジルの先制点を決めたパウリーニョのほか、元浦和のエメルソン、元鹿島のダニーロといった元Jリーガーもスタメンに名を連ねた。
お互いにコンパクトな守備ブロックをつくり、リスクを避け、バランスを重視した堅い内容の試合。
アル・アハリはスピードのあるエメルソンに対し、サイドハーフのソリマンが下がって全体をコンパクトにし、スペースを与えないように戦った。それでもコリンチャンスはボランチのパウリーニョが圧倒的な走力で前線に何度も顔を出し、素晴らしいパフォーマンスを発揮。チャンスはそれほど多くなかったが、コリンチャンスが押し気味に試合を進める。
先制ゴールは30分、セットプレーから生まれた。左サイドからのCKを一度は跳ね返したアル・アハリだったが、こぼれ球を拾って再びダグラスが蹴ったクロスに対し、マークがルーズになり、ゲレーロにヘディングのゴールを許してしまった。ゲレーロはペルー代表として2011年コパ・アメリカの得点王に輝いたストライカー。
結果的にはこのゴールが決勝点となった。
後半、攻撃に出るアル・アハリは55分にエジプトの英雄アブトレイカを投入。34歳の司令塔は卓越したテクニックとサッカーセンスを見せ、巧みなボールキープからチャンスを演出した。
しかし、コパ・リベルタドーレスを史上2位の失点の少なさで勝ち取ったコリンチャンスは、個人としても組織としても堅いディフェンス力を披露。アル・アハリの攻撃を最後まで防ぎ切った。
クラブワールドカップはコリンチャンスが決勝に歩を進め、アル・アハリは3位決定戦に回る。残るファイナリストの椅子は、チェルシーか、それともモンテレイか。
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