広島が佐藤寿人の2ゴールなどで蔚山現代に勝利!大会5位!!〔CWC〕

TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン2012』の5位決定戦が12日に行われ、開催国代表の広島とアジア代表の蔚山が対戦した。

 広島は、準々決勝で負傷交代したGK西川周作が先発出場。一方、同じく負傷で交代していた森脇良太はベンチスタートとなった。

 広島は序盤から劣勢に立たされると、17分に先制点を許してしまう。左サイドからロングボールを上げられ、キム・スンヨンにヘディングで落とされたところを、水本裕貴がカバー。しかし、水本のGKへのバックパスがそのままゴールに吸い込まれ、オウンゴールで先制点を献上してしまった。

 しかし、先手を奪われる展開ながら徐々に押し返すと、35分に山岸智が同点弾をマーク。右サイドで得たFKを森崎浩司がゴール中央に送ると、佐藤寿人がヘディングで狙ったシュートは、一度GKの好セーブに遭うが詰めていた山岸が蹴り込み、ゴールネットを揺らした。

 追いついた広島は再び蔚山の攻勢を受け、41分には左サイドをイ・グノにドリブルでの突破を許すと、折り返されたところをキム・シンウクにポスト直撃のシュートを放たれるが、追加点は許さずに前半を折り返した。

 広島は同点で迎えた後半にも55分にセットプレーからイ・グノに決定的なヘディングシュートを放たれるが、GK西川が好セーブ。大きなピンチを逃れると直後の56分に逆転ゴールが生まれる。左サイドの山岸のクロスに飛び込んだ佐藤寿人が左足で流し込み、試合をひっくり返した。

 逆転に成功すると、72分にも佐藤がゴール前で高萩洋次郎のアシストを受けて3点目を奪取した。広島は後半ロスタイムに1点差に詰め寄られるが、3−2と逆転勝利。初出場のクラブワールドカップで5位に入った。