乾ゴールに監督「信じられないよ!」〔ブンデス〕

 ブンデスリーガ第3節のハンブルガーSV戦、フランクフルトの乾貴士
シーズン初ゴールとなる先制点を挙げ、3−2の勝利に貢献。

 17日付けのドイツ『ビルト』紙、フランクフルト地域版の選手採点では、
乾に対して2点の評価を与えている(1が最高点、6が最低点)。
1ゴール1アシスト、さらにパスの成功率は94パーセントという
高い数値を評価しつつも、チームの最高点はGKトラップの1点。
乾はチーム2位タイの評価となった。

 同紙に対し、フランクフルトのフェー監督は
「(乾の先制ゴールについて)あのゴールのすごかったところはボールの受け方だ。
浮き球を空中で受けながら、そこですでに適切な方向を与える選手は見たことがない。
信じられないよ!」とコメント。乾のファーストタッチの質の高さを絶賛している。

 乾自身は「まだ自分のプレーには満足していない。ブンデスリーガでは
もっと多くの仕事をしなくてはいけないことが分かった。ただし、ゴールの場面は
決められると確信していた」とコメント。自身のゴールに自信をのぞかせつつも、
新たな課題を見据えているようだ。

 他メディアを見ると、『キッカー』は乾に対してチーム3位タイとなる2.5の採点。
『Frankfurter Neue Presse』は4点満点中の3点を与え、
「序盤から素晴らしい技術を持った選手であることを示した。ときどきのパスミスは許容範囲内」
と評価している。

 次週の第4節は、フランクフルトは清武弘嗣が所属するニュルンベルクとアウェーで対戦する。

 過去、”日本人対決”という見出しが使われる対戦は何度となくあったが、
今回の乾と清武に関しては、両名がチームの中心選手として目覚しい活躍を見せる中での対決となる。

 キックオフは21日(金)の深夜3時30分(日本時間)。大きな注目を集める対戦になりそうだ。