鹿島アントラーズがサンパウロに3−2で勝利しスルガ銀行チャンピオンシップ優勝!

サッカーの日本と南米の昨季カップ戦王者が対戦するスルガ銀行チャンピオンシップが7日、茨城・カシマスタジアムで行われ、Jリーグ・ナビスコカップ優勝の鹿島アントラーズコパ・スダメリカーナを制したサンパウロ(ブラジル)と対戦し、鹿島アントラーズが、大迫のハットトリックの活躍で3−2で勝ち、2年連続2回目の優勝を飾った。

 鹿島アントラーズは前半24分に大迫が先制点。前半39分に大迫のゴールでリードを広げた。後半はサンパウロの反撃を受け、後半13分にサンパウロのガンソにミドルシュートを決められ、後半30分にはアロイジオに同点ゴールを許したが、後半ロスタイム2分に大迫が決勝点を挙げた。

 日本勢は2010年FC東京、11年ジュビロ磐田、12年鹿島アントラーズに続き、大会4連覇となった。

 ◇大迫ハットトリック

 同点の後半ロスタイム2分、柴崎のシュートが大迫に当たり、決勝点になった。大迫は「おなかに当たった。あれでハットトリックは恥ずかしい」と苦笑いを見せた。

 ブラジルの名門を相手に大迫はひるむところがなかった。前半24分、飛び出した相手GKをかわしてシュートを決めると、同39分にはジュニーニョの左クロスに走り込み、追加点を奪った。「ゴールに向かう選手がいないとチームは成り立たない。その役割をさせてもらっている」と大迫。負傷のダビが不在の中、ワントップとして相手ゴールを脅かし続けた。

 大迫は後半にPKを失敗し、チームも2点を追いつかれる悪い流れの中、ロスタイムに運を味方に付けた。セレーゾ監督は「そこにいることが重要。失敗した分、努力を続けたことで成果が出た」とたたえた。【村社拓信】