ミラン「スポンサー協力がなければ本田加入は1月」

ミランアドリアーノ・ガッリアーニCEOは20日、CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑の獲得について、1月になる可能性が高いとの見方を繰り返した。一方で、夏の移籍の可能性についても、スポンサーの協力次第だと付け加えている。

本田の兄である代理人の弘幸氏や、ミランとの仲介役はすでにロシア入りしており、CSKAとの交渉の行方が注目されていた。焦点は、CSKAが求める移籍金だ。ミランと本田は個人合意に達していると見られ、クラブ間合意が実現すれば、本田はフリーとなる1月ではなく、夏にミランへ移籍できるかもしれない。

イタリアメディアは、CSKAが400万ユーロを求めていると見ている。だが、ミランにこの金額を支払うつもりはないと言われており、本田のスポンサーの協力も報じられているところだ。

20日、CSKAのロマン・ババエフGMゼネラルマネジャー)のロシア『イタルタス通信』でのコメントが、イタリアメディアでも伝えられた。同GMはこのなかで、夏の移籍について、ミランのオファー次第と話している。

ミランでプレーしたいという本田の希望を、我々は尊重している。それが彼の夢だからだ。だが、まだミランからオファーは届いていない。ミランからオファーが届き、適切なものであれば、我々は考える。本田を手放す」

だが、ガッリアーニCEOは20日、イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、本田の移籍について次のように話している。

「関係者が交渉のためにロシア入りしている。だが、彼の契約は12月までで、1月にはフリーになる。よって、ほかのクラブと交渉するのは正当だ。それが我々だね。私は、1月に加わると思う」

「CSKAはリッチなクラブで、それ以前に手放すことについては、大金を求めてきた。だから、スポンサーが介入しない限り、(夏の移籍は)難しいと思う。彼のサラリーと移籍金はコストがかかるからだ。だが、外部からの介入があれば、早めることができる」


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