スペインがナイジェリアを撃破で1位通過!

23日に行われたコンフェデレーションズカップ・グループB最終節、ナイジェリア対スペインは3−0でスペインが勝利を果たした。グループリーグ全勝のスペインは首位通過を果たし、準決勝でイタリアと対戦。ナイジェリアはウルグアイを抜かせず、3位で大会を後にしている。

引き分け以上でグループB首位通過が決まるスペインと、勝利が準決勝進出の条件となるナイジェリア。両チームの公式戦での対戦は、1998年のフランスワールドカップ(W杯)でのグループリーグの一度のみで、その試合では3−2でナイジェリアが勝利している。

試合は、1分にイニエスタが個人技からシュートに持ち込むなど、スペインの猛攻で幕を開ける。先制点を記録したのは3分。自陣から素早くパスをつないだスペインは、イニエスタのスルーパスを受けたジョルディ・アルバが、ボックス内から左足のシュートでネットを揺らした。

だがスペインは突如としてペースを落とし、ナイジェリアの反撃に苦しむことに。11分にはミケルの決定機を許したが、シュートはセルヒオ・ラモスがブロック。さらに20分には、ペナルティーエリア手前からアクパラにシュートを打たれるも、GKバルデスの好守で難を逃れた。

押されるスペインは、縦に早い展開から応戦。26分、31分にはソルダードが最終ラインを抜け出すも、シュートはGKエニェアマに阻まれる。また39分にはソルダードのパスにセスクが合わせるも、ボールは右ポストに直撃。1−0のまま試合を折り返した。

後半、スペインは中盤でボールを回しながら追加点を探る。53分にはペナルティーエリア手前のFKからシャビが直接狙うも、わずかにクロスバーを越えた。デル・ボスケ監督はその後、セスク、ソルダードに代えてシルバ、フェルナンド・トーレスを投入。同ポジションの選手を入れ替えた。

すると62分、前節タヒチ戦でポーケル(4得点)を達成したフェルナンド・トーレスが、この試合初のシュートでゴールを記録。チェルシーFWは左サイドを抜け出したペドロのクロスに反応し、ヘディングシュートを突き刺した。

点差を広げたスペインは、ナイジェリアのアグレッシブな攻撃をいなしながら、冷静にチャンスを築いていく。66分にはイニエスタのスルーパスフェルナンド・トーレスが抜け出したが、シュートはナイジェリアDFがカット。対するナイジェリアは74分、右サイドを切り裂いたムサの折り返しにガンボが合わせるも、ミートできずにシュートは枠外へ飛んだ。

75分、デル・ボスケ監督はペドロとの交代でビジャをピッチに立たせ、交代枠を使い切る。そして88分、カウンターからジョルディ・アルバが抜け出すと、エニェアマもかわして3ゴール目を奪取。追いすがるナイジェリアに、引導を渡している。

なおスペインは公式戦28試合で無敗を貫き、1994〜1999年にフランスが達成した記録を1試合上回って新記録を樹立した。同チームは、2010年南アフリカワールドカップ初戦のスイス戦(0−1)から無敗を継続している。

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