浦和レッズはホームで逆転負け〔ACL〕

◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ ▽F組 浦和レッズ1―3全北現代(3日・埼玉スタジアム) F組の浦和レッズはホームで全北現代(韓国)に1―3と逆転負け。1勝2敗となり出場3大会連続の1次リーグ突破の雲行きが怪しくなった。次戦浦和レッズはアウエーで全北現代と対戦する。

 浦和レッズが痛恨の逆転負けを喫した。痛恨の逆転負けに試合後のペトロヴィッチ監督(55)はどこか自虐的だった。「こういったゲームに負けるのは芸術に近い。サッカーとは危険なスポーツ。決めないと罰が与えられる」と皮肉を交え敗戦の弁を並べた。

 前半6分にFW原口元気が先制点をたたき込んだ瞬間は、埼スタの誰もが浦和レッズの勝利を確信した。だが同11分、44分と背番号24が決定機を2度外して折り返すと流れが一変した。後半は相手にシュート12本を浴びて3失点。「決めるところで決めなかったことが敗因」と原口元気が言えば、指揮官は「説明しづらいがボールがゴールに嫌われたとしか言いようがない」と決定力不足を嘆いた。

 この日、広州恒大(中国)がムアントンに勝利し浦和レッズはF組3位に転落した。次戦で負ければ自力での決勝トーナメント進出(2位以内)が消滅する。「これがサッカー。チーム全体で反省しなければいけない」と今季初先発のDF坪井。苦い教訓を生かせるか―。9日に控える敵地での再戦でその答えが出る。