シャルケとアーセナルもベスト16進出!〔CL〕
21日、チャンピオンズリーグ・B組のシャルケ対オリンピアコスが行われ、シャルケが1−0で勝利。負傷中の内田篤人はベンチ入りしなかった。
これでシャルケは勝ち点を11に伸ばし、勝ち点10のアーセナルと共に決勝トーナメント進出が決定した。勝ち点6のオリンピアコスは3位でヨーロッパリーグへ回ることになり、勝ち点1のモンペリエの最下位も確定している。
試合は序盤からシャルケがペースを握り、ミドルレンジからのシュートをひたすら浴びせ続けた。
前半10分にはゴール正面からホルトビーが左足でミドルシュート。ボールは強烈にバーを叩く。36分にはファルファンからのサイドチェンジを受けたドラクスラーがカットインしつつペナルティーエリアやや外からシュート。これは枠を外れた。
0−0のまま後半に入ると、48分、ファルファンからのパスを受けたフンテラールがゴール正面、遠い位置からロングシュート。わずかに枠を外れた。ブンデスリーガ2位につけているチームは、シュートエリアに入った瞬間、ためらうことなく打っていく。
そして63分、ホルトビーやフンテラールらとのダイレクトパスで左サイドを突破したドラクスラーが、鋭い仕掛けでゴールライン付近までえぐり、クロス。これをフンテラールが頭で合わせるがGKがキャッチ。65分にはドラクスラーとのワンツーで抜け出したホルトビーがシュートを打つものの、ボールはバーを大きく越えた。ホルトビーは交代でベンチへ。
チャンスを決め切れない、あるいは崩し切ろうとしないシャルケが焦れる展開の中、徐々にオリンピアコスもペースを握る。72分、右サイドを突破したマシャドが強烈なシュート。GKウンネルシュタールを脅かすが、辛うじて防いだ。
ところがその矢先、シャルケはついに決勝点を挙げることに。77分、CKの流れからジョーンズがつないだボールを、長距離から左サイドバックのフクスが左足で強烈なロングシュート。低い弾道で2度バウンドしたボールはそのままファーサイドに吸い込まれ、ついに1−0とリードを奪うシャルケ。
試合はそのまま終了し、シャルケは決勝トーナメント進出を決めた。
(C)Goal.com
21日に行われたチャンピオンズリーグ・グループB第5節、アーセナル対モンペリエの一戦は、2ー0でホームのアーセナルが勝利した。アーセナルは、決勝トーナメント進出が決まっている。
前節までに勝ち点7を稼いでいるアーセナルは、ウォルコットらを負傷で欠きながらもグループ最下位モンペリエをホームに迎えて、序盤からチャンスをつくる。11分、左サイドからヴェルメーレンが上げたクロスにコシールニーがヘディングで合わせた。しかし、これはクロスバーに嫌われて、ゴールにはならない。
対するモンペリエは、中盤起用となったヤンガエムビワがアーセナルの中盤にしっかり対処。特にアーセナルの起点となるカソルラに自由を与えず、なかなか攻撃に関わらせない。
それでもチャンスの数でアーセナルが上回った。31分には、高い位置でボールを奪ってからポドルスキがミドルシュート。右足でのシュートは枠の左へ外れた。ポドルスキはその後、カソルラとのワンツーで左サイドからペナルティーエリアに入り、今度は左足でシュートを放ったが、DFのプレッシャーに邪魔をされる形で、枠を外した。
試合が動いたのは、後半の立ち上がりだった。49分、ヴェルメーレンが左サイドから右足でファーサイドにクロスを入れると、昨シーズンまでモンペリエにいたジルーがヘディングで中央へ折り返し。飛び込んだウィルシャーが完ぺきなポストプレーに応えて冷静に流し込み、アーセナルが先制した。
同点弾を狙うため前に出たモンペリエに対して、アーセナルはうまく加点に成功する。63分、素早い攻撃でチェンバレンが右サイドからボールを運ぶと、ペナルティーエリア手前でボールをもらったポドルスキが右へ横パス。ジルーが左足で浮かせてダイレクトでペナルティーエリア内にリターンパスを送ると、ポドルスキが得意のボレーシュートを豪快に決めて、2点差とした。
その後はよりオープンな展開となり、アーセナルが本来のパスワークを見せるが、モンペリエも一矢報いようと前を目指す。それでも差は縮まらず、アーセナルは終盤にカソルラとジルーを下げる余裕も見せて、2ー0で勝利した。
グループBのもう一試合では、首位シャルケがオリンピアコスに勝利したため、アーセナルとシャルケの2位以内が確定。決勝トーナメント進出が決まった。