ミランやマラガがベスト16進出!〔CL〕

21日に行われたチャンピオンズリーグ・グループC第5節、アンデルレヒトミランの一戦は、3−1でアウェーのミランが勝利を収めた。ミランはグループ2位での決勝トーナメント進出が決まっている。

早い時間帯に行われたゼニト対マラガの一戦が2−2のドローに終わったため、ミランは勝てばグループステージ突破が決まる状態でアンデルレヒト戦を迎えた。モチベーションが高まったのか、ミランは開始直後からハイプレスを仕掛け、ボージャンやエル・シャーラウィが裏に抜け出そうとするなど、良い試合への入りを見せる。

だが、アンデルレヒトは13分、ミランの守備ラインを崩し、チャンスをつくる。ムボカニのアシストを受けたヨバノビッチが完全フリーとなったが、ここはGKアッビアーティに阻まれた。さらにその直後にも、プラエトがペナルティーエリア外からあわやというシュートを放つが、ボールは惜しくもポストの横へとそれる。

アンデルレヒトに主導権を握られながらも、失点をせずに前半を終えたミランは、後半の立ち上がりに試合を動かす。47分、デ・シリオの右クロスをファーのエル・シャーラウィが冷静にトラップ。右足で確実にネットを揺らし、ミランが欲しかった先制点を手に入れた。

ビハインドを背負って前に出るアンデルレヒトに対し、ミランは落ち着いて対応。67分に脚を痛めたボージャンに代えてパトを投入すると、70分にはカウンターからそのパトが抜け出しかけ、ヌイティンクのファウルを誘う。ゴールまでの距離はあったが、決定的な場面になりかけたところだったため、主審はヌイティンクを一発退場に。ミランは数的優位のアドバンテージも手にした。


すると、このプレーで得たFKでミランはリードを広げる。モントリーヴォのFKを胸トラップしたメクセスが、ペナルティーエリアぎりぎりの位置からオーバーヘッド。ボールは緩やかな軌道でゴールへと収まった。

だが、スーパーゴールを決めたメクセスが77分にケガでピッチを離れると、その間にミランは失点を喫してしまう。ペナルティーエリア内での空中戦から、最後はデ・スッターに押し込まれた。それでも、その後の反撃をしのいだミランは、アディショナルタイムにカウンターからパトが3点目を奪って勝負を決めた。

なお、ゼニト対マラガの一戦は、開始8分にフェルナンデスのクロスからブオナノッテが先制。さらにその直後、GKマラフェエフのパスミスサンタクルスがカットして中央に送り、これをフェルナンデスが沈めてリードを2点に広げる。

だが、ゼニトは後半に入ると49分、ダニーのゴールで1点差に詰め寄ると、86分にファイズリンが決めて試合を振り出しに戻す。しかし、反撃もここまで。終了後にブイストロフが退場となったゼニトのグループステージ敗退と、マラガの首位通過が決まっている。