先制点アシストの長友「最低限の仕事はできた」〔セリエA〕

 サッカーのイタリア・セリエA第5節の8試合が26日に行われ、長友佑都が所属するインテルは敵地でキエーボに2−0で勝利した。右ウイングバックの位置で先発した長友は、前半43分に先制点を演出するなど、後半23分に退くまで精力的な動きを見せて勝利に貢献した。

 以下は長友の試合後のコメント。

「(ウイングバックに戸惑いは?)練習時間が一日しかなかったんで、ミーティングをしながらやるべきことを頭にいれる、ということで。連動っていう意味ではなかなか難しい部分もありましたけど、アシストもできたし、最低限の仕事はできたかなと思う。まだまだ良くなっていくと思います。個人的にも、チームにとっても。

(監督からの指示は?)攻撃の時はどんどん出ていけと。サネッティとうまくバランスを取りながら、守備の声かけをしながらやってくれと言われました。

 右も左も、サイドも前のポジションもすべてこなして行きたいなと思う。サネッティのようにね、出ても安定したパフォーマンスをしたいなと自分の中でも思いますし、ここでいろんなポジションで経験できることによって、選手としても長くやれるんじゃないかなと思います。いい経験ができてる。

(アシストについては)ファーポストの方に速いボールを入れれば何かが起こるなと思ってた。ペレイラも試合前から、入ってくれるってことは言ってたんでね。試合前に話していたことができたんじゃないかな。

(全体に左からの攻撃が多かったが?)なかなか右に(ボールが)入って来なかったんで、特に後半は待っててもなかなか来ない部分があったんで、それはちょっと、これからサイドチェンジをしっかりやってくれっていうのを、中盤の選手と話し合いをしてやっていきたい。

カンビアッソと言い合いをしていたが?)逆サイドにボールがある時に、もっと受けてサイドチェンジをしてくれということを伝えた。左に結構人がいて、(サイドを)変えてくれれば一対一の勝負ができるなと自分の中で思っていたんで、もうちょっとボールが欲しかった。コンディション的にもいいですし、ボールを貰って仕掛けられる自信はあったんで。

(攻撃の意識は?)3バックなんでね、いつものサイドバックのポジションよりも高い位置を取れるんで、アシストだったり、自分がゴールを取る、という仕事もやって行きたいなと、いつも以上に思います。

カッサーノスナイデルとはいい関係に見えるが)彼らがいて笑いは毎日絶えないし、ウェズレイスナイデル)やカッサーノといつも一緒にいて冗談を言いながらやれてるんで、すごくチームがいい雰囲気。たとえ負けたとしても、みんなが下を向くことなく前を向けるっていうのが、彼らの持っている力じゃないかなと思います」

  • Mitsuomi Kamio from Italy-