フットサルW杯日本代表候補にカズが選出!〔フットサル〕

 日本サッカー協会が20日、フットサルW杯(11月、タイ)を目指す日本代表候補を発表し、J2横浜FCのFW三浦知良(45)が初選出された。横浜FCでの練習後に取材に応じ、同W杯日本代表の最年長ゴールに意欲を燃やした。さらに、代名詞のゴールパフォーマンス“カズダンス”披露も否定しなかった。00年以来12年ぶりとなる日本代表として、カズがサッカー界のために力を注ぐ。

 三浦の表情は晴れやかだった。「フットサルは専門ではないですけど、日本代表は日本代表。光栄に思いますし、幸せに思います。(サッカーの)A代表と同じ気持ちで取り組みたいです」と意気込んだ。

 45歳でのフットサルW杯は予選から出場した大会では歴代日本代表最高齢。得点すれば08年大会でマークした藤井健太の32歳を大きく更新する。「若い選手にも、あそこまで年をとってもやれると思ってもらえる」とゴールへ意欲を燃やし、「50歳までやる人も出てくるかも。僕はやっていると思いますけど」と“50歳現役”を宣言。この日の練習では、シュート後にポーズを決めるシーンもあった。カズダンスについても「そうなるように努力します」と前向き。

 選出したロドリゴ監督は「短期間でチームに順応するのはとても難しいがカズなら可能」と期待。三浦はまだ首などの張りが完治していないが、24日からの合宿には横浜FCでトレーニングした後、顔合わせの意味も込めて合流する。

 日本代表としての招集は2000年12月20日の韓国戦以来となる。12年ぶりとなる代表での目標は出場ではなく、勝利だ。「グループ(1次)リーグを突破できれば歴史が変わると思う。なでしこジャパンも勝って評価された。ならってやらないといけない」とフットサル代表をブレークさせることを誓った。