なでしこジャパン、韓国に敗れ優勝ならず

女子東アジアカップ2013最終戦の韓国対日本戦が27日行われ、2−1で韓国が勝利を収めた。この結果、なでしこジャパンはこの大会の3連覇を逃す結果となってしまった。

先に行われた試合では北朝鮮が中国に1−0で勝利し、勝ち点を7に伸ばして大会を終了。勝ち点4の日本が北朝鮮を上回るには勝つしかない状況で開催国韓国との試合を迎えた。

序盤を優勢に進め、韓国ゴールを脅かした日本だが、14分にワンチャンスを物にされてしまう。ペナルティーエリア前右寄りの位置から、INAC神戸所属のチ・ソヨンが放ったシュートは壁の上を越えてゴールに突き刺さった。

2点が必要となった日本だが動きに精彩を欠き、そのまま1点ビハインドで後半を迎えると、66分にはまたも失点。左サイドを崩され、ゴールライン際からのマイナスのクロスがチ・ソヨンに渡ると、この日2点目となるゴールを許した。

ようやく日本が反撃に転じたのはその6分後。宮間のミドルがクロスバーに跳ね返ったところから、ペナルティーエリア内の混戦で粘り強くゴールを狙い、最後は大儀見が力強く蹴り込んで1−2の1点差に詰め寄った。

この1点で自信を取り戻した日本は大儀見や宮間、交代出場の菅澤などが韓国ゴールに迫り、立て続けに決定的なチャンスをつくり出すが、最後の部分で守り抜く韓国の壁を崩しきれず。そのままタイムアップを迎えた。

この結果、勝ち点7の北朝鮮が今大会優勝。3連覇を狙ったなでしこジャパンは1勝1分け1敗の勝ち点4で2位に終わった。