ローマ元イタリア代表MFシモーネ・ペロッタが現役を引退

ローマの元イタリア代表MFシモーネ・ペロッタが、現役を引退する意向を明らかにした。同選手はローマを最後にキャリアに終止符を打ちたいと話している。

ローマでコッパ・イタリア獲得などに貢献してきたペロッタ。イタリア代表として2006年のワールドカップ優勝も経験した35歳の同選手は、イタリア『テレ・ラジオ・ステレオ』で、9シーズンを過ごしたローマを最後のチームにしたいと話している。

「プレーを続けることはないと思う。『元どこかの選手』ではなく、『元ローマの選手』として歴史を終わらせるのが正しいと思うんだ。あと1、2年続ける可能性はある。でも、これで終わりにするのが正しいだろう」

「ローマの新シーズンはより良くなるはずだ。優秀な指揮官が来た。小さなクラブで勝った監督だ。それを繰り返せないことはないだろう?」

ペロッタのラストマッチは、ローマがラツィオとのダービーで敗れたコッパ・イタリア決勝ということになる。出場機会がなかったペロッタは、悔しさをあらわにしている。

「それが最も悔しい。最後の試合があんな風に終わってはいけなかった。悔しいというよりも、乗り越えることが難しい痛みだよ。スポーツだから、こういったつらい敗北には慣れている。でも、やり直す可能性がないことだ。あの試合にはすごく、すごく出たかった。残念ながら、全員が試合に出られるわけじゃないんだ」



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