レヴァークーゼン日本代表MF細貝萌がヘルタ・ベルリンに完全移籍!

21日、ドイツから帰国した日本代表MFの細貝萌が都内で会見を開催。2013−14シーズンよりヘルタ・ベルリンに完全移籍することを明かした。

 細貝は2011年1月に浦和レッズからレヴァークーゼンへ移籍。直後、期限付き移籍アウクスブルクに渡り、初年度は1部昇格の一端を担い、翌シーズンはレギュラーとして32試合に出場し、1部残留に大きく貢献した。保有権を持つレヴァークゼンに復帰した2012−13シーズン、リーグ戦での先発は9試合にとどまり途中出場を含めても17試合。サイドバックでの起用が多く、本職である中盤での出場はほとんどなかった。

「来シーズン、レヴァークーゼンチャンピオンズリーグに出場するので、移籍するか迷いましたが、自分の状況を考えた上で移籍を決断しました。契約は残り2年間あって、チームからも残って欲しいと言われましたが、来年にワールドカップがあったり、自分が一番成長することを考えて移籍を決めました」

 新天地ヘルタ・ベルリンは今シーズン、ドイツ2部リーグで優勝を果たし、1年での1部復帰を達成。細貝にとって、アウクスブルク時代の恩師とも言えるヨス・ルフカイ監督がチームを率いている。

「(移籍を決めた理由として)自分の中で一番大きいのは、アウクスブルク時代の監督(ルフカイ)が、ヘルタ・ベルリンを率いていること。日本からドイツに移籍した時、ドイツ語がまったく分からない状況の中で、僕の性格を分かってくれて、当時の苦労も知ってくれている。自分を評価してくれていたと感じますし、中盤での起用を考えているとも言ってもらえました。サイドバックができる点も評価してくれています。ヘルタで結果を残すことで、恩返しをしたい」