元イングランド代表MFデビッド・ベッカムが日本で引退試合!

 パリ・サンジェルマンの元イングランド代表のMFデビッド・ベッカム(38)が、6月16日に行われるJリーグ東日本大震災復興スペシャルマッチ(東京・国立競技場)への出場を決めたことが24日、分かった。既に今季限りでの現役引退を表明しており、05年以来となる日本での雄姿は復興支援はもちろん、ファンにとって“引退試合”の意味も含んだ特別な一戦となる。

ベッカムが日本にやって来る!舞台は、昨年、元イタリア代表FWのデルピエロが出場した東日本大震災復興スペシャルマッチ。Jリーグは今季の目玉選手としてベッカムにオファーしていたが、ベッカムに近い関係者は日本から出場オファーが届いていることを認め、「喜んでオファーを受けることにしたようだ」と出場を快諾したことを明かした。

 ベッカムは髪形やファッションが常に世界中から注目されるなど、サッカーの垣根を越えた世界的スターとして不動の人気を占めてきた。先日、マンチェスターUやRマドリードで数々のタイトルを獲得するなど21年に及んだ輝かしい現役生活に幕を下ろすことを表明したばかり。今回はその直後の来日となるだけに、日本のファンにとってはある種、“引退試合”の意味も含んでいる。

 試合は昨年同様、被災地出身の選手で構成された「TEAM AS ONE」と「Jリーグ選抜チーム」が対戦し、ベッカムは昨年のデルピエロ同様に「TEAM AS ONE」に入ることが濃厚だ。またベッカムは、キャリア最後の所属クラブとなったパリ・サンジェルマンでの年俸全額をチャリティー団体を通じてパリの恵まれない子供に寄付するなど、昔から慈善活動に積極的で、関係者によると、今回も被災地への慰問などを希望しているという。

 来日はレアル・マドリードの一員として日本ツアーに参加した05年以来約8年ぶり。ビクトリア夫人やベッカムJr.たちも伴って来日する可能性もあるようで、ベッカムフィーバーが再び巻き起こりそうだ。