日本代表インテルDF長友佑都が約3ヶ月ぶりに先発フル出場!

12日に行われたセリエA37節、ジェノアインテルの一戦はスコアレスドローに終わった。DF長友佑都が2月24日のミラノダービー以来となる先発出場を果たし、左サイドハーフとしてフル出場している。

負傷や出場停止で欠場者続出のインテルは、カンビアッソを中央に、ラノッキアと若手パサの3バックでスタート。長友は左サイドハーフに入った。

1カ月前の復帰戦では、途中出場から8分で再離脱を余儀なくされた長友だが、この日は開始2分に左サイドを突破してファウルをもらうと、7分にはシュートを試みるなど、積極的な入りを見せる。

コバチッチをプレーメーカーに、ポゼッションから主導権を握るインテルだが、チャンスをつくるにはいたらない。逆に11分、長友のマークを外したボリエッロに決定的なヘディングシュートを許すが、GKハンダノビッチのファインセーブでしのいだ。

インテルは自分たちが試合を進めながらも、ジェノアに効率よく決定機をつくられる展開。44分にもベルトラッチのミドルシュートに肝を冷やされたが、ここもハンダノビッチが阻み、スコアレスで前半を終える。

後半に入っても、53分にボリエッロのオーバーヘッドで冷や汗をかかされたインテルは、60分にアルバレスを下げ、長友同様に戦列に戻ったカッサーノを投入。これで攻撃面の質が向上すると、71分にはカッサーノのパスのこぼれ球を拾ったロッキのシュートがクロスバーを叩く。

74分、インテルカッサーノのスルーパスペナルティーエリア内の長友に届くが、惜しくもシュートまで持ち込むことができず。長友はこの後も積極的に前線への飛び出しを見せた。

だが、インテルはネットを揺らすには至らず、試合はそのままスコアレスでタイムアップ。インテルは連敗を3で食い止め、4試合ぶりに勝ち点を手にしたが、前日の試合で勝利したカターニアに抜かれ、9位に転落した。ジェノアは勝ち点を37とし、最終節を前にセリエA残留が決まっている。



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