岡崎、ハーフナーのゴールでカナダに勝利!〔親善試合〕

日本代表は22日、国際親善試合でカナダ代表とカタールのドーハで対戦した。

 本田圭佑長友佑都が負傷で招集外となり、注目されたトップ下には香川真司、左サイドバックには酒井高徳が起用された。また、体調不良の今野泰幸に代わり、センターバックには伊野波雅彦、左サイドハーフには乾貴士が入った。試合の立ち上がり、うまくボールを回せなかった日本だが、9分に長谷部誠がピッチ中央をドリブルで持ち上がり、香川へスルーパスを送る。やや長くなったボールは飛び出した相手GKにクリアされるが、こぼれ球を拾った岡崎慎司が、DFを1人かわし、GKが戻りきる前に左足でループ気味のミドルシュートを放つと、GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、日本が先制に成功する。

 先制点でペースを掴んだ日本はピッチをワイドに使い、チャンスをうかがう。20分には、ピッチ中央で得たFKを遠藤保仁が直接狙うが、惜しくも右のゴールポストを直撃してしまった。その後は、カナダがボールを持つ時間が増えるが、日本の1点リードで前半を終える。

 後半開始時から日本は内田篤人駒野友一、岡崎と中村憲剛前田遼一ハーフナー・マイクを交代させる。48分にはカウンターから香川のスルーパスに抜け出したハーフナーがGKと1対1の場面になるが、浮かせたシュートはゴール右へ外れた。すると、58分に日本はカナダにCKを与えると、マーカス・ヘイバーに頭で合わせられ、同点とされる。

 失点直後に日本は、栗原勇蔵が伊野波、大津祐樹が乾と立て続けに交代でピッチに立つ。65分には、遠藤のロングパスに左サイドを抜けだした酒井高徳がGKをかわして、角度のやや無いところから無人のゴールへシュートするが、わずかに枠の左に外れてしまった。

 迎えた74分に日本は、長谷部のパスを受けた左サイドの酒井高徳のクロスに香川がニアでDFと競りながら飛び込み、こぼれたところをハーフナーが左足でゴール右隅へ流し込んで勝ち越す。終盤にGK川島永嗣がセーブを強いられる場面もあった日本だったが、試合はそのまま終了し、2−1で勝利した。

 日本代表は、26日にブラジル・ワールドカップアジア最終予選のヨルダン戦に臨む。