内田がルールダービーで復活2アシスト!ドルトムントに勝利!〔ブンデス〕

9日に行われたブンデスリーガ第25節、シャルケドルトムントの一戦は、2−1でホームのシャルケが勝利した。シャルケ内田篤人はリーグ戦5戦ぶりの先発フル出場。2アシストを決めてチームの勝利に貢献した。

誇りをかけたルールダービー。序盤は互いに攻め合うも、両者ともに決定機を作れないまま前半の10分が過ぎるが、直後の12分、シャルケが一瞬の好機をものにした。右サイドでヘーガー、ファルファンとつなぎ、内田がグラウンダーのクロスを折り返すとドラクスラーがダイレクトで合わせ、ホームのシャルケが先制する。

これで勢いづいたシャルケは13分、カウンターからバストスが前方にボールを蹴り込むと、後ろからの難しいボールをフンテラールがダイレクトでシュート。これはGKに阻まれるがシャルケがゲームの流れを一気に引き寄せる。その後、攻め込まれたシャルケだったが、これを耐え切ると25分に再びチャンス。ファルファンコーナーキックからマティプがヘディングシュート。ボールはゴールに吸い込まれたかと思われたが、ゴールラインぎりぎりでゲッツェが頭で跳ね返した。

シャルケの攻勢は終わらない。35分、内田が右サイドからダイレクトでクロスを上げるとフンテラールがどんぴしゃりのヘディングで合わせてシャルケが追加点を挙げる。

ドルトムントは18分にゲッツェピシュチェク、最後はブワシュチコフスキがシュートを放ったが、チャンスらしいチャンスはこの一度のみ。前半は選手間の距離が長く、いつものような連動した動きは見られなかった。

まずは1点を返したいドルトムントは後半、動きの悪かったフンメルスグロスクロイツを下げ、シャヒン、ロイスを投入。すると48分にいきなり決定機を作り出すことに成功する。

徐々にドルトムントに主導権を握られつつあったシャルケに、さらにアクシデントが訪れる。52分、ゴール前での混戦でフンテラールがひざを負傷。プレー続行不可能になり、シャルケはエースストライカーなしで残り時間を戦わなければならなくなった。

なんとか耐え切りたかったシャルケだが、ついに堤防が決壊する。中盤でボールを奪われると、最後はレヴァンドフスキに決められ、2−1。俄然勢いに乗るドルトムントはシャヒンを軸にした攻撃でシャルケゴールに襲いかかる。87分にはレヴァンドフスキがこの日最高のチャンスを迎えるも決めきれず。

そのまま試合は2−1で終了し、前半の2点を守り切ったシャルケが今季のルールダービー2連勝を飾った。

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