ユナイテッドがルーニーを放出か!〔プレミア〕

 5日の欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)、レアル・マドリード戦でまさかのスタメン落ちだったマンチェスター・ユナイテッドマンU)のウェイン・ルーニー(27)。これを受けて複数英紙は、マンUがエースFWを今夏にも放出する可能性があると報じた。

 たびたびファーガソン監督との不仲が噂されてきたルーニーマンUとの契約は今夏を迎える時点であと2年を残すが、休暇中に喫煙する姿を撮られるなど、相変わらずの怠惰な体調管理やプロ意識の欠如にファーガソン監督も我慢の限界がきているという。

 6日付のデーリーメール紙(電子版)は、2000万ポンド(約28億円)以上のオファーがあれば、マンUが交渉に応じると報道。関係筋の話として、監督とルーニーの関係は緊張状態にあり、修復は難しいとしている。

 また同紙はルーニー獲得に興味を示すクラブとして、1月にデイビッド・ベッカムを獲得したパリ・サンジェルマン(PSG)のほか、マンUのライバル、マンチェスター・シティ(マンC)の名前も挙げている。マンCは2010年にルーニーの獲得に乗り出し、結果的にマンUルーニーの年俸を引き上げた過去がある。

 7日付のサン紙(電子版)は「マンUルーニーのピークは過ぎたと確信している」と報道。ファーガソン監督がFWファン・ペルシーの新パートナーとしてウェルベックに期待していると伝えた。また、マンUが移籍金を2500万ポンド(約35億円)に設定しているとし、5つの移籍先候補にチェルシー、マンC、PSG、レアル・マドリードのほか、名将フース・ヒディンク監督が率いるアンジ・マハチカラ(ロシア)も挙げている。

 2日のノリッジ戦でハットトリックを決めた香川真司のゴールをアシストし、自ら4点目も決めたルーニー。試合を重ねるごとに2人のコンビは成熟度を増しているが、ルーニーが去れば香川にとって大きな痛手となるはずだ。