マラドーナ、ナポリ監督に意欲 モンペリエも候補に?
アルゼンチンの”レジェンド”ディエゴ・マラドーナは、選手時代に活躍したナポリでいつか監督を務めることに意欲を見せつつも、FIFAのゼップ・ブラッター会長やベテラン監督たちの存在がそれを阻む可能性もあると話している。
スペイン『マルカ』によるインタビューに対し、マラドーナは自分のような「若い」監督にはなかなかチャンスが回ってこないと訴えた。
「ナポリで監督をやる可能性はあるが、嘘をつく監督が出てくるのが問題だ。引退して家族と一緒に過ごすなどと言いながら、ビッグクラブを率いるチャンスが出てくるとそれを引き受ける。若い者に任せるべきだよ! ぐるぐると回るばかりで、新しい監督にはチャンスが来ない」
またマラドーナは、同じく古巣であるボカ・ジュニオルスで監督を務める可能性はナポリ以上に高いことも示唆している。
「ナポリを率いるよりははっきりとした話だ。時々相手チームの得になるような選手交代をする監督たちを見かけることがある。そんな時は鏡を見て、自分に問いかけるんだ。『なぜ私が監督をやれないんだ?』ってね」
ブラッターが自身の評判を落としていることも、ビッグクラブの監督の仕事を得られないことに影響しているとマラドーナは考えているようだ。
「ブラッターがすべてコントロールしている。スペインに行けば(アルフレッド・)ディ・ステファノが最高だと言い、ブラジルに行けばペレのことを語る。アルゼンチンに来れば(リオネル・)メッシが最高だと言う。ドイツに行けば(フランツ・)ベッケンバウアーを称賛するが、私には何も言ってくれない。それがクラブとの契約に強く影響している。いつか誰かが私を助けれくれるとすれば、ブラッターではなく(ミシェル・)プラティニだろう」
一方で、マラドーナはフランスのモンペリエの監督就任に興味を示しているという報道もある。フランス国内でマラドーナの代理人を務めるスポーツマーケティング会社SGMのユセフ・ハイジュブ氏は、フランス『RMCスポーツ』に対して次のように語った。
「今朝(5日)マラドーナから、モンペリエと交渉する準備があると連絡を受けた。今日の午後にはクラブに連絡を入れる予定だ。パリ・サンジェルマンが(デイビッド・)ベッカムを獲得したように、モンペリエでもそういうスターが監督になってもいいんじゃないか?」