14歳の相手サポーターが志望のコリンチャンスに無観客試合処分〔ブラジル〕

20日に行われた南米リベルタドーレス杯の試合でボリビアの14歳のサポーターが死亡した事件を受け、南米サッカー連盟CONMEBOL)はサポーターが事件の原因となったコリンチャンスに対する処分を発表した。ブラジル『ランスネット』など、南米各メディアが報じている。

事件に関する調査が完了するまでは、コリンチャンスリベルタドーレス杯のホームゲームを無観客試合で行わなければならないというのが処分の内容となる。またアウェーでの試合においても、コリンチャンスサポーターに対するチケットは発券されない。調査が完了するかどうかにかかわらず、最低60日間が経過するまではこの処分が適用されることになる。コリンチャンスは今後3日以内にこの処分に対する異議申し立てを行うことができる。

コリンチャンスは事件が起こったアウェーでのサン・ホセ(ボリビア)戦が大会初戦で、グループリーグの残りは5試合。ホームゲーム3試合とアウェーゲーム2試合を残しており、そのいずれも60日以内の開催となる。報道によれば、コリンチャンスはホームゲームの3試合に向けてすでに8万5千枚のチケットを販売済みだったとのことだ。

問題の試合では、アウェーのコリンチャンスサポーターが投げ入れたと見られる爆竹がホームサポーターの少年の顔に直撃し、少年は病院へ運ばれる途中で死亡が確認されたと報じられている。