スロバキア2部のMSKリマフスカ・ソバタ中村祐輝が現地で人種差別を受け、「生活できなくなり帰国」〔スロバキア〕

スロバキア2部リーグのMSKリマフスカ・ソバタに所属していた日本人サッカー選手
の中村祐輝選手が、現地で人種差別を受けて生活できなくなったとして、
帰国したことを自身のブログで明かしている。

30日に「実は…」とのタイトルで更新した公式ブログで、「今回はいつもより早く日本に
帰ってきていたんですよね。そう、9月のあたまには日本にいました」と、
すでに帰国していたことを報告。

「残念ながら、所属していたMSKリマフスカ・ソバタで人種差別的なことを受けて生活で
きなくなり帰国しました」と、通常よりも早い時期に帰国した理由を明かした。

現地で受けたという“人種差別”について中村選手は、「この時代にそんなことするか?
って思うことがたくさんありました。試合前、後にはサポーターから鬼の形相で自分の
名前だけ叫ばれて、中指を立てられ…チームメイトは誰も助けてくれない。
そこに加担するかのような選手もいました。。」と告白。

さらに所属チーム宛てに「脅迫みたいなもの」が寄せられる事態になっていたという。
チームも「(身の安全に)責任を持てないから」として、帰国するに至ったのだそうだ。

中村選手は帰国前の昨年8月のブログでも、現地でのプレーや近況について報告すると
ともに、「正直かなり疲れました!外人は自分1人だけなんでコミニュケーションの問題
とか色々と」「まあどの世界でもどこでも何かしらの問題はありますよね? 
問題であったり逆境であったり。そんな時にどう思えるかって凄く大切だと思います」と、
海外チームでプレーする苦労をつづっていた。