マンU日本代表MF香川真司が2ヶ月ぶりに先発復帰!チームは勝利!〔プレミア〕

29日に行われたプレミアリーグ第20節、マンチェスター・ユナイテッドウェスト・ブロムウィッチの一戦は、2ー0でホームのユナイテッドが勝利を収めた。MF香川真司は先発で約2カ月ぶりの復帰を果たし、66分までプレーしている。

ルーニーが負傷で不在のユナイテッドは、復帰戦となった香川が2列目に入る。過密日程を考慮してファン・ペルシはベンチスタートとなり、前線にはウェルベックが起用された。

今シーズンは先手を取られることが多いユナイテッドだが、この日は良いスタートを切った。9分、ヤングが香川とのワンツーでペナルティーエリア左に入ると、深い位置から上げたグラウンダーのクロスがニアのマコーリーに当たってゴールへ。相手オウンゴールでユナイテッドがリードを奪った。

香川は立ち上がりから積極的にプレー。引いてパスを受けて攻撃のリズムをつくると、ボールを預けては前線に顔を出し、激しくアップダウンした。守備でも高い位置からプレスをかけて、約2カ月ぶりのピッチで精力的に戦う。25分には、クレバリーに出したヒールパスがオールド・トラフォードを沸かせたが、リターンパスを受けて上げたクロスボールは味方に合わなかった。

33分には、先制点ゴールのヤングに再びチャンス。右サイドからのクロスにフリーで飛び込んだが、ボレーシュートはGKに止められてCKになった。このCKもビッグチャンスになるが、ウェスト・ブロム守備陣が耐えて、ユナイテッドの追加点にはならない。

後半に入ると、追う立場のウェスト・ブロムが攻撃の形をつくり始める。

ユナイテッドは右サイドのバレンシアを起点にした攻撃が目立つようになった。ウェスト・ブロムがボールを持つ時間が増えたこともあり、中央の香川がボールに絡むシーンは減る。

その香川は、66分に交代。ベンチスタートとなっていたファン・ペルシが投入されて、ユナイテッドは2点目を目指す。対するウェスト・ブロムは、ローゼンベリに代えてルカクが投入された。

70分にはユナイテッドに危ない場面。ウェスト・ブロムが右サイドからクロスを入れると、ファーサイドのマコーリーがスモーリングに競り勝って、肩の辺りでシュートを放つ。しかし、これはクロスバーに弾かれた。

その後もウェスト・ブロムが押し込む時間が続き、ユナイテッドは耐える時間となる。終盤はユナイテッド陣内での戦いになるが、こうなると守備の意識を高めたユナイテッドが相手に自由を与えない。

すると90分にエースが試合を決める。バレンシアからパスを受けたファン・ペルシペナルティーエリア右から左足でゴール左上に決めて2ー0。ウェスト・ブロムの希望を打ち砕き、勝ち点3を手にした。

同日の試合では2位マンチェスター・シティも勝利を収めており、両者の勝ち点差は7のまま変わっていない。

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