マンUが逆転勝利も香川はベンチ外〔プレミア〕
26日に行われたプレミアリーグ第19節、マンチェスター・ユナイテッド対ニューカッスルの一戦は、4ー3でホームのユナイテッドが勝利した。負傷からの復帰が近いと伝えられているMF香川真司は、今節もベンチ入りしなかった。
ユナイテッドは年末年始の過密日程を考慮してか、ルーニーをベンチに入れずにスタート。しかし、今シーズンの悪癖は、立ち上がりにさっそく顔を出す。4分、キャリックが中盤の底でボールを失うと、バがボールを運んでシュート。GKデ・ヘアがこれを弾くも、パーチに押し込まれて早くもスコアが動いた。
ユナイテッドは25分に反撃。セットプレーからゴール前でハビエル・エルナンデスがシュートに持ち込むと、GKの足に当たったボールをエヴァンズが詰めて、1ー1となった。
その3分後には、ユナイテッドのオウンゴールでニューカッスルが勝ち越す。ペナルティーエリア右手前からシュート性のクロスが入ると、ニアのエヴァンズがクリアミス。足に当たったボールが不運にもゴールネットを揺らした。ニューカッスルFWシセがオフサイドポジションにいたため、副審はフラッグを上げて一度はオフサイドの判定になったかと思われたが、ディーン主審はゴールを認めて、再びニューカッスルがリードを得る。
ミスが目立つユナイテッドは、突き放されては追いつく展開。58分、セットプレーのこぼれ球からエブラのミドルシュートが決まり、2ー2とする。
すると、68分には三度ニューカッスルがリードを手にした。途中出場のオベルタンが左サイドを突破すると、グラウンダーのクロスにシセが飛び込み、豪快に決める。
対するユナイテッドは71分、ファン・ペルシが決めて、スコアは3ー3になった。
その後は逆転弾を目指すユナイテッドにビッグチャンスが続く。78分、J・エルナンデスがペナルティーエリア左手前から放った右足のシュートはコロッチーニの手に当たったが、至近距離だったということでファウルのホイッスルは鳴らない。79分には、キャリックの右後方からのパスに抜け出したファン・ペルシがダイレクトで巧みに合わせたが、枠の右にそれた。その直後には、バレンシアの強烈なクロスにJ・エルナンデスが飛び込むも、ヘディングシュートは枠の左に外れる。
それでも攻め続けたユナイテッドは、土壇場でこの日初めてのリードを手にした。90分、中盤右よりの位置からキャリックがペナルティーエリア内にパスを送ると、最終ラインぎりぎりからJ・エルナンデスが抜け出し、右足でシュート。今度はしっかりと決めて、ついにユナイテッドが勝ち越し、4ー3となった。
同時刻の試合で2位マンチェスター・シティが敗れたため、ユナイテッドは2位との勝ち点差を7ポイントとしている。
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