シャルケ日本代表DF内田篤人が月9で俳優デビュー!!剛力彩芽やEXILEのAKIRAと共演!!

サッカー日本代表DF内田篤人(24)=シャルケ04=が「月9ドラマ」で俳優デビューすることが25日、分かった。来年1月14日からフジテレビ系でスタートする「ビブリア古書堂の事件手帖」(毎週月曜午後9時放送)の第1話に、ハローワークの相談員役に抜てきされた。主演を務める剛力彩芽(20)、EXILEのAKIRA(31)と共演。現役日本代表が連続ドラマに出演するのは、史上初めてのことだ。

 日本代表で女性支持率NO1のイケメン内田が、俳優デビューする。舞台はフジテレビの月9ドラマ。「ビブリア古書堂の事件手帖」の第1話に登場するハローワーク相談員役を演じる。同局におけるプロ選手のドラマ出演は、06年1月放送の「古畑任三郎ファイナル」に出演したイチロー外野手(39)=ヤンキース=以来。まさに大抜てきだ。

 フジテレビドラマ製作センターの小原一隆プロデューサー(34)は「内田選手が新しいことに挑戦したい、という情報を(局内の社員から)キャッチしていた。これまでバラエティー番組に出たことはあるが、ドラマはやったことがないということなので、ダメもとでオファーした」と説明。断られることを覚悟していたが、返事は意外にも「快諾」だったという。

 「自分は、仕事と言えば、サッカー選手しかやったことがなく、サッカーのことしか知らない。こういう機会に、色々な職業を疑似体験できるのは、自分にとってもプラスだし、リフレッシュできる良い機会になる」と内田。共演したEXILEのAKIRAとは、同じ静岡出身、サッカー経験者ということで、すぐに意気投合し、息の合った演技につながった。

 内田の演技について、AKIRAは「素晴らしい。NGもなく、滑舌も普通に良かった。クールに淡々とやる感じで、世界で活躍する人は、肝っ玉が据わっているなと感じた」と絶賛。小原氏も「ルックスが良いのでテレビ映えがする。細マッチョというシルエットも想像通り。勘がいい方で(ドラマの)空気感、テンポに合わせていた」と舌を巻いた。

 「結婚式の2次会で使うビデオをドラマ風にしたのに出たことあるけど、レベルが違う。ま、いいか、で終わらない。今回はとても良い経験をさせてもらいました。2回目? めちゃくちゃ緊張したし、無理っす」とドラマ界の厳しさも知った内田。今後、サッカー以外にも、活躍の場が広がりそうだ。

 ◆ビブリア古書堂の事件手帖 3巻累計で340万部を突破した三上延著の人気小説シリーズ(メディアワークス文庫)。古都・鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂を舞台に、美人店主・篠川栞子(しおりこ)が客が持ち込んだ古書にまつわる謎、秘密を解き明かしていくミステリー。2誌で漫画版も連載されている。ドラマでは、主役の栞子役を剛力彩芽が演じる。

 ◆現役スポーツ選手のドラマ出演
 ▽2003年2月 NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」に、MLBの佐々木主浩投手(当時マリナーズ)がゲスト出演。視聴率は平均24・6%だった。
 ▽06年1月 フジテレビ系「古畑任三郎」にMLBのイチロー外野手(当時マリナーズ)が出演。犯人役を演じ、平均27・0%の高視聴率をマークした。
 ▽12年6月 NHK大河「平清盛」に、大相撲の豊真将錣山部屋の現役6力士が出演。平安時代の力士役を演じたが、豊真将は「他の役者さんの演技に圧倒された」と苦笑。

 ◆日本でリハビリ中 内田は現在、前半戦を終えたブンデスリーガがクリスマスによる中断中のため、一時帰国している。通常ならオフとなるが、リーグ戦のフライブルク戦(15日)で右太もも裏の肉離れを負ったため、治療とリハビリの日々を過ごしている。26日には仙台で行われる東日本大震災復興支援チャリティーマッチ(ユアスタ)で、欠場するものの会場であいさつする予定。年明けには再びドイツへ戻り、シャルケ04のドーハ合宿(カタール)に参加し、リーグ再開となるハノーバー96戦(1月19日)に備える。

 ◆内田 篤人(うちだ・あつと)1988年3月27日、静岡・函南町生まれ。24歳。06年に鹿島入り。クラブ史上初めて、高卒1年目で開幕スタメン。U―20日本代表、08年北京五輪代表を経て岡田ジャパンの主力に定着。10年7月からはドイツ1部・シャルケ04へ移籍し、今年で3年目を迎える。通算成績はJリーグ124試合3得点、ドイツ1部51試合1得点。国際Aマッチ52試合1得点。176センチ、62キロ。血液型O。