横浜FC香港が横浜FC日本代表FW三浦知良をレンタルでオファー!!〔J2〕

 カズが香港リーグに挑戦する可能性が急浮上した。香港1部の横浜FC香港が、元日本代表FW三浦知良(45)=横浜C=の獲得に動いていることが22日、分かった。同クラブは横浜Cが運営しており、レンタルでの移籍を目指している。カズには来季からJFLに参戦するSC相模原も2年契約のオファーを出したことが判明。キングの決断に注目が集まる。

 46歳で迎える来季に向け、日本と香港でカズ争奪戦が勃発した。香港在住のリーグ関係者によると、今季から同リーグに参戦している横浜FC香港がカズの獲得に動き出しているという。

 横浜FC香港は横浜Cが7月に標準流浪から運営権を買い取り、日本人では現在FW吉武剛(31)がプレー。今月からは、横浜CからGK村井泰希(20)がレンタル移籍で“武者修行”している。香港リーグは1908年に創設されたアジア最古のリーグで、欧州と同じ秋春制。TSWペガサスには2009年に元日本代表FW岡野雅行(現鳥取)が所属していた。

 カズは横浜Cから2年契約のオファーを受けているものの、まだサインはしていない。香港リーグはJリーグよりレベルは劣るが、日本とは違う環境での挑戦となれば、心身両面でさらなる成長が見込める。クラブには若手が多いため、精神的支柱としての期待もかかる。

 SC相模原は元日本代表MFで代表を務める望月重良氏(39)が21日にカズと会談。14年のJ2昇格に向けた切り札としてオファーを出した。クラブ関係者は「話し合いはフランクな感じで行われたと聞いています」と話した。2人は日本代表のほか京都、神戸などでもチームメート。ただ、専用のクラブハウスや練習場がなく、横浜Cとの環境格差は明らかだ。

 異例のラブコールは実力の証し。去就は、早ければ年内にも決まる可能性がある。

 ◆横浜FC香港 横浜Cが運営権を買い取り12年7月18日に設立。今季は3勝2分け4敗で10チーム中6位につけている。ホームスタジアムは小西湾運動場(収容1万1891人)。リー・チキン監督。代表取締役会長兼CEOは横浜Cの代表も務める小野寺裕司氏。