ミランがシュツットガルト日本代表DF酒井高徳の獲得に向け、本格的に調査開始!〔ドイツ/セリエA〕


 セリエAの名門ACミランブンデスリーガシュツットガルトの日本代表DF酒井高徳(21)の獲得に乗り出していることが27日、分かった。関係者によると、来夏の獲得を目指してスカウトを派遣するなど本格的な調査を開始。移籍金額次第で正式オファーを出すことを決めているという。

 イタリアの名門が、若き日本のサイドバック(SB)に白羽の矢を立てた。ACミランがDF酒井高の獲得に動き出したことが判明。イタリアの有力代理人は「来夏に向けて動いているのは事実」と明言した。

 ミランは今季9位に低迷。巻き返しへ、左右SBの補強が急務になっている。そんな中、日本人の父、ドイツ人の母を持ち、左右SBを高いレベルでこなす酒井高に注目。すでにスカウトがシュツットガルトの試合を複数回視察し、オファーの準備に入ったという。

 酒井高はJ1新潟から来年6月までの期限付きでシュツットガルトに移籍。26日付のイタリア移籍情報サイト「カルチョメルカート」は、同契約の満了後に狙いを定めていると報じた。

 ミランベルルスコーニ名誉会長も、27日付イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトに「チーム再構築へ、22〜23歳の選手を獲得する」と明言。DF長友佑都がライバルのインテル・ミラノで成功を収めたことで日本人選手への興味が強まる中、セリエB・チェゼーナイングランドプレミアリーグアストンビラも注目する若手SBが補強の有力候補に浮上した。

 シュツットガルト側も移籍金100万ユーロ(約1億円)での完全移籍を目指している。14日のW杯アジア最終予選オマーン戦で決勝ゴールを導くなど日本代表のザッケローニ監督も期待する21歳。その動向に注目が集まる。