マンUがアウェーで9人のチェルシーに勝利!チェルシーは今季初黒星!〔プレミア〕
28日に行われたプレミアリーグ第9節、チェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は、3−2でアウェーのユナイテッドが勝利を収めた。
香川真司が負傷離脱したユナイテッドは、無敗のチェルシーとのアウェーゲームで、いきなりリードを手にする。4分、復帰したヤングのパスを受けたルーニーの折り返しにファン・ペルシが合わせると、ボールはポストを叩いてからD・ルイスに当たってゴールイン。開始早々に先制点を奪った。
ビハインドを背負って前に出るチェルシーに対し、ユナイテッドは12分に追加点。ラファエウのパスで右に抜けたバレンシアが、グラウンダーのボールを送ると、これに中央でファン・ペルシが合わせる。ユナイテッドは大一番であっさりとリードを2点に広げた。
だが、首位チェルシーも負けていない。24分にD・ルイスのFK、その1分後にアザールのミドルと、立て続けにユナイテッドゴールを襲うと、試合の主導権を完全に掌握。35分にはミケルの折り返しがエヴァンズのオウンゴールを誘いかけ、さらにこれで得たCKにケイヒルが頭で合わせるが、GKデ・ヘアに阻まれる。
チェルシーは42分にも、マタのクロスにF・トーレスが頭で合わせたが、ここもデ・ヘアのワンハンドセーブに遭う。攻め続けたチェルシーが報われたのは、前半終盤の44分。アザールがルーニーに倒されてFKを得ると、マタが左足で見事に直接沈めた。
追い付きたいチェルシーは、その後も手を緩めず攻め続け、45分にもデ・ヘアのクリアミスから最後はマタが決定機を迎えたが、シュートはデ・ヘアに防がれる。だが、後半に入っても勢いは止まらず。53分、オスカルの折り返しにラミレスが頭で合わせ、ついに試合を振り出しに戻した。
ところが、ここからチェルシーは退場者を立て続けに出してしまう。63分、抜け出したヤングを倒したイバノビッチが、決定機阻止で一発退場。ディ・マッテオ監督はオスカルを下げてアスピリクエタを投入し、さらにF・トーレスとの交代でスタリッジを準備する。しかし、そのF・トーレスが69分、シミュレーションで2度目の警告を受けて退場に。プランが崩れた指揮官は、やむなくマタに代えてバートランドを送り込んだ。
一方、イバノビッチ退場の直後にクレバリーを下げてエルナンデスを投入していたユナイテッドは、75分にこの采配が奏功する。ファン・ペルシのシュートはチェフに止められたが、こぼれ球を拾ったラファエウのアシストをチチャリートが押し込んだ。リプレイではチチャリートがオフサイドポジションだったが、ホイッスルは鳴らず。ユナイテッドが再びリードを奪い返した。
9人になりながらも気持ちを切らさず、むしろ82分にアザールとの交代でスタリッジも投入するなど諦めなかったチェルシーだが、2人少ない状況で同点に追い付くことはできず。奮闘を見せたが、今季リーグ戦初の黒星を喫した。一方のユナイテッドは3連勝で、チェルシーに勝ち点1差と迫っている。
なお、同日のそのほかの試合では、サウサンプトンがホームでトッテナムに1−2と敗れた。DF吉田麻也は先発フル出場している。ニューカッスル対ウェスト・ブロムウィッチの一戦は、2−1でホームのニューカッスルが勝利した。