レアルマドリードがホームでマンチェスターCに逆転勝利!〔CL〕

18日のチャンピオンズリーグ〔CL〕グループD第1節、レアルマドリードマンチェスターシティは3−2でマドリーが逆転勝利を果たしている。

歴史的にビッグクラブとしての風格を持つマドリーと、アル・ムバラク会長の投資で一気にCL優勝候補となったシティの対戦。レアル・マドリーの選手の獲得総額が4億9500万ユーロ(約509億円)、マンチェスター・シティが4億2300万ユーロ(約435億円)と、10億ユーロ(約1028億円)に近い価値を持つスター選手たちの競演にもなった。

マドリーはセルヒオ・ラモスの代わりにヴァランをCBとして起用し、さらにはケディラシャビ・アロンソエッシェンをトリボテ(3ボランチ)とする4−3−3を採用するなど、驚きの布陣。対するシティはヤヤ・トゥーレハビ・ガルシア、バリーをピッチ中央に配置するなど、中盤の守備に重点を置く4−1−4−1で要塞ベルナベウでの試合に臨んだ。

試合はマドリーがボールを保持するものの、エジルモドリッチなどのゲームメーカーの不在によって、単調な攻撃に終始。それでも個の力からシティの守備こじ開けるも、9分にクリスティアーノ・ロナウド、12分にイグアインが放ったシュートはGKハートの好守に遭った。

一方のシティはカウンターから応戦したが、マドリーのトリボテにボールを絡め取られ、シュートまで持ち込むことができない。さらに35分にはナスリが右足のハムストリングを負傷し、マンチーニ監督は代わりにコラロフを投入した。前半はスコアレスで終了する。


後半もマドリーがボールをポゼッションし、シティが引いて守る展開は変わらず。59分にはオーバーラップしたマルセロがミドルシュートを放つも、これはわずかに枠の右に外れた。60分過ぎに両指揮官は選手交代に動く。マンチーニ監督がシルバに代えてゼコを入れると、モウリーニョ監督はエッシェンと交代でエジルをピッチに立たせた。

この交代策によってスコアが動く。69分、カウンターからY・トゥーレがボールを持ち込み、左を並走するゼコにパス。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWは、グラウンダーのシュートでGKカシージャスを破った。ビハインドを負ったモウリーニョ監督はケディライグアインモドリッチベンゼマに代えて展開力を強める。対するマンチーニ監督はマイコンの代わりにサバレタを入れ、逃げ切りを図った。

シティは74分、エリア内に侵入したY・トゥーレがフリーでシュートを放つも、枠を捉えられず。するとその1分後、肝を冷やしたマドリーがゴールを記録する。エリア手前のマルセロが、ハートの頭上を抜ける右足のシュートを突き刺した。だが84分、マドリーは再びセットプレーの守備の脆弱さを露呈。コラロフのサイドからのフリーキックが直接ゴールに収まり、再びビハインドを負った。

大勢は決したように見えたが、思わぬドラマが待っていた。まず86分、ディ・マリアのパスをエリア手前で受けたベンゼマが、反転シュートでじつに13試合ぶりとなるゴールを記録。その4分後には、エリア内左に切り込んだC・ロナウドが、ハートの横をすり抜けるシュートを沈め逆転した。マドリーが、このビッグマッチを圧倒的スペクタクルに昇華している。

グループDのもう一戦、ドルトムントアヤックスは1−0で終了。決定機を逸し続けたドルトムントだが、87分にレバンドフスキが値千金のゴールを決め、CL初戦に勝利している。

僕もBSスカパーで無料放送していたので見ました^^
すごかったです^^